人工透析センター
腎臓とは
腎臓は、背中の腰の高さ(第12胸椎から第3腰椎の高さで脊柱)の両側に1個ずつあり、そら豆のような形をした臓器であり、主に血液中の老廃物をろ過し尿を作り出します。
腎臓には、約150~200リットルもの原尿(尿にもと)がつくられ、ろ過を繰り返えし最終的には約1.5~2リットルの尿を排出されます。
腎臓の主な働き
- 尿をつくる(水・老廃物の排泄)
- 血圧の調節
- 赤血球を作る(エリスロポエチン)
- カルシウムの吸収を増やす(ビタミンD3)
- 酸塩基平衡
腎不全とは
腎不全(renal failure)糸球体濾過が減少・停止した状態を腎不全といいます。
腎不全には、腎臓がその機能を突然・完全に(ほぼ完全に)停止し、早急に適切な治療を行うことで大部分の機能回復が見込めます、これを急性腎不全(acute renal failure)といいます。また、進行性で通常不可逆性の糸球体濾過量の減少し、ある程度まで低下しないと自覚症状が現れず、早期の発見が難しくそのため一度失った腎機能は回復が困難な、慢性腎不全(chronic renal failure)があります。このため末期の治療法は、透析療法か腎移植に限られます。
透析とは
末期症状において、腎機能が低下した代わりの役割を果たすのが、透析療法です。
選択的透過性(ダイアライザー)を有する膜を通すことによって、血液を体内から取り出し血液中の老廃物や余分な水分を取り除き、血液を浄化したものを体内に戻すことを、血液透析といいます。
シャントとは
血液を体外に取り出すために、腕の動脈と静脈をつなぎ合わせる手術が必要です。
(内シャント、動脈表在化、人工血管など)
透析装置
全31台
多人数供給装置 20台 (HDF用 6台)
個人用供給装置 11台
時間帯
8:00~16:00(日曜日 休み)
特色
透析医をはじめとする看護師・臨床工学技士といった専門スタッフが、それぞれの専門能力を活かして透析生活をフォローしていきます。
また、当病院では入院透析が中心であり、入院生活を充実させて行きます。